カウンセリングサービス、心理カウンセラーの有村麻希です。
「私って、あまり大切にされていないな」
そんなふうに感じるとき、私たちは本当に相手の気持ちを見ているのでしょうか。
そんな感情の仕組みについて、アメブロに書きました。
よかったら読んでみてくださいね。
*
「私って、あまり大切にされていないな。」
そんなふうに感じて、寂しくなったことはありませんか。
LINEの返信が遅かった。
彼が疲れた顔をしていた。
なんとなく会話が少ない。
以前より笑顔が減った気がする。
そんな相手の態度を見て、
「私のことが嫌になったのかな。」
「私って、大切にされていないんだ。」
そう感じてしまうことがあります。
でも、そのとき私たちが見ているのは、本当に「相手の気持ち」なのでしょうか。
もしかしたら、その出来事を通して、自分自身を見ているのかもしれません。
私たちは必ずと言っていいほど、現実を見ているようで、実は自分の心を映し出して世界を見ています。
「私は愛されない。」
「私は価値がない。」
「私は嫌われる人間だ。」
そんな思い込みがあると、そのフィルターを通して相手の表情や言葉を受け取ってしまうのです。
例えば、私の経験ですが・・・
夫は関西出身で、付き合っていた頃から私の見た目をからかったり、冗談交じりにけなしたりすることがよくありました。
でも当時の私は、ケラケラと笑っていました。
あの頃のわたしは、自立していて仕事もうまくいっていて自信がありました。
だから、彼にけなされても、
「なんて変なこと言うんだろう」
「おもしろい」
当時のわたしは傷つくどころか、的外れなことを言ってくる彼に笑っていました。
後になって夫から、「マキは、何を言っても笑ってくれるところがよかった」と聞いたことがあります。
もしあの頃の私が、
「そんなこと言われるなんて、私は愛されていない」
「わたしはダメな人間だ」
などと受け取っていたら、夫との関係は違っていたかもしれません。
きっと、「傷つけてしまった」と罪悪感を感じて、去っていたように思います。
もちろん、相手が傷つけるような言動をしていい、ということではありません。
ただ、同じ言葉や同じ態度でも、人によって受け取り方が違うのです。
その違いを生むのは、
「自分をどのように思っているか」
という、自分自身への見方です。
自分の事を「愛される価値のある人」だと思えていると、相手のちょっとした態度に心が揺さぶられにくくなります。
LINEの返信が遅くても、「忙しいのかな」と受け取れる。
彼が疲れた顔をしていても、「今日は疲れてるんだな」と思える。
会話が少なくても、「そんな日もあるよね」と、必要以上に自分と結びつけずにすみます。
反対に、
「私は愛されない。」
「私は価値がない。」
などの思い込みがあると、相手のちょっとした態度さえ、
「やっぱり私はたいせつにされない」という証拠に見えてしまいます。
つまり、私たちは相手を見ているようで、自分の心を見ているのかもしれません。
だから、もし恋愛や人間関係の中で、
大切にされていないように感じたり、相手の態度が気になって苦しくなったときは、
すぐに相手の気持ちを確かめようとする前に、少しだけ自分の心に問いかけてみてください。
「わたしは、自分の事をどんな存在だと思っているんだろう?」と。
もしかすると、今見えている「相手の態度」の奥には、ずっと自分自身に向けてきた言葉が隠れているかもしれません。
相手にどう思われているかよりも、自分を見る目を少し変えてみる。
すると。相手は何も変わっていないのに、見える世界が変わってくることがあります。
だから、誰かにどう見られているかよりも、自分が自分をどう見ているかを、たいせつにしてあげたいと思います。
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